米粉パンは、「新しいFood(風土)」としてただ漠然と瞳にとまったのが、今日に至りました。
すでに自宅リビングで、パン・ケーキの教室をしている私は、生徒さんが喜んでくれるために、
何か他の素材のメニューを増やしたいなぁ〜と思っていた頃でした。
“白神こだま酵母”を使用した「米粉パン体験教室」のページを見つけ、悩むことなくすぐに申し込みました。
あまりにも美味しく感動したことを今でも忘れることはできません。
そして、小麦アレルギーの方々にも安心して食べられることが何よりも魅力でした。
厚生労働省(2008年度)によると、食物アレルギーの1位・卵、2位・乳製品、3位・小麦で、20歳以上になると、小麦アレルギーがトップに躍り出るそうです。
パンはもちろん、ピザ、スパゲッティ、うどん、餃子、クッキー、ケーキ等々を食べることができないのです。
主食、間食の多くに小麦が使用され、米粉100%とあっても製造過程で小麦が混入するリスクもあります。
また、アレルギーのお子さんをお持ちのお母さんの'食材の買い物・支度' の心労は、思いの他大変であることも耳にしました。
さらに、給食の時間にみんなが美味しそうに小麦の食品を食べているのに、自分だけ違うものを食べているお子さんがいる状況を想像すると…
他にも、犬の小麦アレルギーの話を聞き、びっくりしました。
アレルギーの方は食を広げる喜び知り、そうでない方も、朝小麦パンを食べてお昼まで持たなかったお腹が、米粉パンなら満腹感を得ることができます。
さらに、小麦に比べ栄養価が高く、カロリーが低いのも魅力です。
また、国内産食材を食卓に並べるだけで食料自給率の向上につなげることができます。
そして私の中に様々な想像と体験がかけめぐり、自分の思いと交叉しながらも「米粉ハウス」を立ち上げることができました。
組織化するつもりもなく、小ぢんまりとやっていくつもりです。
誰かに必要とされ、喜んでいただけるような“笑顔の玉手箱”の場であることを目指し、スタートする運びとなりました。